アントニ・タピエス
Antoni Tapies
1923年 スペイン・バルセロナ生まれ バルセロナ大学卒業 世界中の様々な美術館に彼の作品が収蔵されている
1923年12月13日、スペイン・バルセロナ生まれ。 1944年 バルセロナ大学で法律を学ぶが、画業に専念するため1946年に退学 1945年 厚塗りや奇妙な素材、土などの混合物によるコラージュ制作を試みる 1949年 超現実主義に関する一連の絵画を制作。東洋の芸術、哲学に関心を持つ 1950年 初めての個展をバルセロナで開催。 フランス政府から奨学金を得てパリに行く 1951年 パブロ・ピカソ)をたずねる 1953年 初めてニューヨークを訪れる。マーサ・ジャクソン・ギャラリーで個展。サンパウロ・ビエンナーレでグランプリ受賞 ミックス・メディアでの創作を開始 後にこれが彼の芸術への最大の貢献と評価される このスタイルの一つの例は、粘土と大理石粉を絵具に混ぜ、廃紙、糸、絨毯などを使用している 1955年 パリで個展。アンフォルメルの一翼をになう。講演では創造的自由と非合理な衝動の行使を擁護し、“公認されたアカデミックな形式”を排撃する。東洋の精神的修行、バラモン、ヨガ、道教、禅の研究に熱中 1958年 第29回ヴェネツィア・ビエンナーレでユネスコ賞受賞 1960年 初期まではエンリケ・タバラ、アントニオ・サウラ、マノロ・ミラレスや他のスペイン人アンフォルメル派の芸術家と作業した ニューヨーク近代美術館の「新しいスペイン絵画と彫刻展」、グッゲンハイム美術館の「ピカソ以前・ミロ以後展」に出品 1966年 反フランコ政権の活動に積極的に参加 1970年 ポップ・アートの影響を受け、家具の破片などのもっと大きな物体を絵画にくわえるようになってきた タピエスのアイデアは世界中の芸術、特に絵画、彫刻、版画の分野などに大きな影響を及ぼした
世界中の様々な美術館に彼の作品が収蔵されている 1984年 タピエス目録出版。アントニー・タピエス財団創立 1990年 高松宮殿下記念世界文化賞・絵画部門受賞 1992年 英王立芸術アカデミー名誉会員 1993年 第45回ヴェネツィア・ビエンナーレにおけるインスタレーションで金獅子賞、ユネスコから「ピカソ・メダル」を受ける 1995年 ニューヨーク、グッゲンハイム美術館で回顧展 1996年 日本で巡回回顧展 2012年 2月6日、逝去